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Tracking our journey of innovation and trust—through the power of the eye.

ストーリー
EYE TELL の原点と、それを生み出した人たちの物語を届けるカテゴリです。
トヨタ工場で0.1mmの傷を見抜いたAIが、なぜ人の瞳を見るようになったのか。創業者が医療の壁にぶつかった瞬間、世界中の目が命を救う未来が見えた瞬間——。
技術の先にある「人」にフォーカスした、EYE TELLのストーリーをお読みください。


なぜ予防医療は「損」なのか——日本の医療構造と変化への道
「予約制の診察待ち」という構造的ボトルネックが、早期発見を阻む 精神科外来の初診予約は、多くの地域で3週間、ひどい場合は2ヶ月以上先という現実がある。その間、患者は症状の悪化と不安のループに陥る。一方、誰もが持つスマートフォンのカメラは、ポケットの中で0秒で起動する。この非対称性は単なる不便さではなく、早期発見という医療の本質的な課題を浮かび上がらせている。 心理的ストレスや睡眠不足、うつ傾向は瞳孔径や眼球の微細な動きに現れる。医学的に認識されている事実だ。もし「診察を待つ3週間」ではなく「今この瞬間、スマホで30秒スキャンする」という入口が存在すれば、自分の状態を客観的に把握し、受診判断を早めることができる。遅延は症状の進行だけでなく、対応の難化につながる。 早期発見の入口を、「予約」から「検査可能性」へシフトさせる デジタルヘルスの真価は、医療へのアクセス障壁を下げることにある。特にメンタルヘルスの領域は、症状の自覚が遅れやすく、受診への心理的ハードルも高い。「3週間待つ間に、自分の状態を数字で知ることができる」という選択肢があれば、状況は変
6月15日読了時間: 2分


瞳孔は脳の鏡:0.1mm微動が6疾患の早期シグナルになる理由
瞳孔が「脳の声」を聞く——精神疾患は発症前の0.1mm単位で始まる 精神疾患の多くは、自覚症状として現れるずっと前から、身体の深い層で変化が始まっています。その最初の信号を受け取る場所が、意外なほど身近なところにあります——瞳孔です。 脳が何か異常を感じると、最初に反応するのは神経系の最前線です。瞳孔はこの神経系の直結した部位であり、脳幹から自律神経を通じてコントロールされています。だからこそ、抑うつ症状や躁病、パニック障害、統合失調症といった精神疾患が発症する前の段階で、瞳孔は0.1mm単位の微動を示し始めるのです。これは表情や言葉よりも先に——患者本人さえ気づく前に起こります。 30秒で検出される、6つのデジタルバイオマーカー このメカニズムに着目したデジタルヘルス技術が、スマートフォンのブラウザだけで瞳孔を解析し、わずか30秒で精神疾患関連の6つのバイオマーカーを検出することが可能になりました。ハードウェアは不要。ユーザーは自宅やどこからでも、URLをクリックするだけで検査が完了します。 重要なのは、これが「診断」ではなく「早期発見」の技術
6月14日読了時間: 2分


工場のAIが命を救う技術になるまで——EYE TELL創業の原点
「黒い傷を見つけるAI」が、瞳の危険シグナルを捉える理由 工場で黒いゴムの表面に隠れた傷を検出するAIを開発していた。画像認識の精度、微細な変化を見逃さない忍耐強さ、そして「早期発見で問題を防ぐ」というその技術の本質は、やがて全く異なる領域で光を放つことになる。 それは瞳孔だった。黒い瞳の奥に隠された、全身のバイオマーカーたち。わずか30秒のスマートフォンカメラ撮影で、6つの疾患と全身バイタルの危険信号を検出する——EYE TELLの技術は、工場の品質管理から医療の早期発見へと、その矛先を変えた。 症状から2日後に失われた父への思い 創業者の脳裏には、忘れられない光景がある。症状が現れてわずか2日後、父が逝った。その時、「もし72時間早く気づけていたら」という問いが、心に深く刻まれた。 医学の限界ではない。気づき方の限界だった。多くの人は、症状が顕著になるまで検査を受けない。自覚症状がなければ、医師の診察も受けない。結果、発見時には既に進行している——この「時間差」が、命を分ける。 糖尿病網膜症、緑内障、脳梗塞のリスク。これらは瞳孔や瞳孔反応に微
6月13日読了時間: 2分


なぜ私たちはEYE TELLを作ったのか —「見つめるだけで救える命がある」
見逃された予兆 42歳の父親の突然死。それは何の前触れもなく、ある日突然やってきた。その朝、私たちは会話を交わさなかった。普通の日だと思っていた。何も異変に気づけなかったのだ。 あの時、もし何か兆候をつかむ手段があれば。もし数日前に、何かおかしいことに気づけていれば。そんな悔いが、その後ずっと心に残った。 その後、今度は母がアルツハイマー型認知症を発症した。診断が遅れた。医学的には早期に発見できていれば、進行を遅延させる選択肢もあったかもしれない。なぜ早く気づけなかったのか。その後悔は、父の時よりもさらに深かった。 追い詰められた状態で、ひらめいた その時期、私自身も燃え尽き症候群の淵に立たされていた。実は以前、起業した会社を失敗させてしまった。その立ち上がりの過程で、精神的に追い詰められていた。うつ状態の手前まで、肉体と心が悲鳴をあげていた。 その中で、ずっと考えていた。なぜ私たちは、大切な人の異変に気づけないのだろう。なぜ医療は、症状が出てからの治療に頼るしかないのか。 ある時、ひとつの可能性が浮かんだ。スマートフォンのフロントカメラ。誰もが
6月11日読了時間: 3分


投資家の隠れた不整脈を30秒で見抜いた話
2026年5月、香港。アジア最大のヘルスイノベーション会議「ASGH」の会場で、ある投資家が30秒間、スマートフォンのカメラに向き合った。その短い時間が、彼の人生と、EYE TELLの可能性を大きく変えることになった。 予期せぬ発見の瞬間 投資家の「James」(仮名)がEYE TELLのデモを受けたのは、他の多くのヘルステック企業と同じ理由だった。革新的なテクノロジーの可能性を評価する、それだけだ。 ライブデモは極めてシンプルだった。スマートフォンのブラウザを開く。カメラを瞳に向ける。30秒間、動かない。それで終わりだ。脳波計も、ウェアラブルも、採血キットも何もない。あるのはスマホだけ。 数秒後、画面に結果が表示された。EYE TELLが瞳孔の細かな変動から検知した6つの疾患リスクと全身バイタルが数値化される。多くのデモはここで「興味深いですね」で終わるはずだった。 しかしJamesの表情が変わった。 画面を見つめ、微かに眉をひそめる。そして、小さくつぶやくように言ったのだ。 「隠してた不整脈が出てきた」 「知りたくなかった」ものが可視化される
6月10日読了時間: 3分


なぜEYE TELLは黒い瞳でも測れるのか — 多くのAIが青い瞳しか見えない中で
産業検査が医療検査へ — 黒い表面から黒い瞳へ EYE TELLが瞳孔解析を実現する際、一つの根本的な課題に直面していました。それは、多くの医療AIが見落としていたシンプルだが深刻な問題です:暗い色の瞳では、従来のアルゴリズムが信号を見つけられないという現実です。 この困難に立ち向かえた背景には、創業チームの意外なキャリアがあります。トヨタ・ホンダの工場向けに品質検査AIを開発していた経験です。彼らが直面していたのは、一見すると医療とは無関係な問題でした:黒いゴム部品の中から、黒い傷(スクラッチやクラック)を検出することです。 黒地に黒を見つける — コンピュータビジョンの難題 なぜこれが難しいのか。標準的なコンピュータビジョンはコントラスト(明暗差)に依存します。白と黒なら簡単に区別できます。しかし黒い部品の表面に走る黒い傷は、コントラストがほぼゼロに近い。光学的には「ノイズの中にノイズを探す」ようなものです。 創業チームはこの課題を解決するため、低コントラスト環境で微妙な物理的変化を検出する専門的なアルゴリズムを開発しました。暗く見える表面で
6月9日読了時間: 3分


空襲警報の鳴るリヴィウへ — 私たちが瞳スキャンを戦地に持ち込んだ理由
紛争地帯でこそ、早期発見の価値がある 2025年から2026年にかけて、Humanity Visionのチームはウクライナのリヴィウを訪問した。日本外務省の危険情報レベルは2~3。空襲警報が鳴る地域への渡航は、通常であれば躊躇する判断だ。しかし私たちは、あえてその決断をした。 理由は単純だ。医療インフラが整わない場所にこそ、EYE TELLは必要とされる。 決断の背景:医療の崩壊と技術の機能 紛争が長期化するウクライナでは、医療システムが機能不全に陥っている地域も少なくない。病院は攻撃の対象になり、医療従事者は不足し、診断機器は入手困難だ。こうした環境では「早期発見」という概念そのものが、失われかけている。 EYE TELLに必要なのはスマートフォンだけだ。電源さえあれば、ブラウザを通じて瞳孔を解析し、6つの疾患と全身バイタルを30秒で検知できる。重い医療機器も、複雑な施設設定も不要。これは、まさに紛争地帯が求める技術の形だった。 「リヴィウは比較的安全だと言われながら、警報が2回鳴った」 滞在中、私たちはその現実に直面した。比較的安全とされるリ
6月7日読了時間: 3分


Web3からヘルスケアへ — 私たちのCSOが早期発見に賭けた理由
Web3で学んだ「アクセスの民主化」 Animoca Brandsでのキャリアは、間違いなく成功していた。ブロックチェーン、NFT、メタバース——Web3の最前線で、デジタル資産の未来を形作る仕事に携わっていた。松本Jinが担当していたのは、この業界では最も難易度の高い領域のひとつ:グローバル戦略とパートナーシップだ。世界中の市場へのアクセスを広げ、分散型所有権の仕組みを次々と実装していく。金銭的にも、キャリア的にも、恵まれた環境だった。 しかしWeb3での経験が、ひとつの根本的な問いを植え付けていた。それは「アクセスの民主化とは何か」という問いだ。 Web3の世界では、金融システムへのアクセスを民主化することが至上命題とされている。銀行口座を持たない人口、規制の厳しい地域、既存の金融インフラから排除された人々——彼らが分散型システムを通じて資産を所有し、取引でき、価値を生み出す世界。それは確かに革新的だ。 だが、ある時点で松本の頭に浮かんだ質問は単純にして根源的だった。「では、人間にとって最も重要なデータとは何か」 金銭価値よりも大きなもの..
6月5日読了時間: 4分


なぜ日本生まれの技術が、まず海外で立ち上がるのか
日本発のデジタルヘルス技術が、なぜか海外市場を優先する——これは一見、矛盾しているように見える。しかし、その判断には深い戦略的な理由がある。EYE TELLが米国FDA申請、欧州展開、東南アジアでのパイロット事業を先行させ、その後に日本市場に本格参入する道を選んだのは、単なる時間差戦略ではなく、日本の医療制度の構造的な特性を理解した上での意思決定なのだ。 世界最高水準の制度が、イノベーションに「慎重」になる理由 日本の医療保険制度は世界的に見ても最高水準の包括的なカバレッジを誇っている。ほぼすべての医療行為が保険の対象になり、患者負担は抑えられている。このセーフティネットの充実は、国民の安心を生み出した。一方で、この仕組みには予期しない副作用もある。制度が完成されているほど、新しいプレイヤーの介入には慎重になるのだ。 なぜか。既存の診療報酬体系が、その仕組みの上に成立しているから。現在の医療機関の経営モデルは、この点数体系に最適化されている。そこに新しい診断ツールや検査方法が入ってくると、既存のフローを変えざるを得ない。必然的に、制度的な抵抗が生
6月4日読了時間: 3分


縁日で出会ったつながり — Mirai Labo Pallet にて
大手町で「ご縁」を紡ぐ 東京の中心地・大手町。日本を代表する大企業や総合商社が集まるこのビジネス地区で、ひとつのユニークなイベントが開催されました。Mirai Labo Palletによる「ご縁日」——縁日という伝統的な文化形式を現代のビジネスコミュニティに落とし込んだイベントです。 私たちEYE TELLも、このイベントに出展しました。スマホのブラウザだけで瞳孔を解析し、6つの疾患と全身バイタルを早期に検知する技術を、来場者の皆さんに直接体験いただく機会です。縁日という名称どおり、ビジネス商談とは別の「フランクな出会い」を重視した設計が印象的でした。 体験を通じた信頼の構築 デモブースでの反応は、予想以上でした。 30秒でスマホのブラウザ上で瞳孔解析が完結する——この「簡潔さ」と「体験の即時性」に、多くの来場者が関心を示してくれました。デジタルヘルス技術という複雑な概念も、実際に自分の目で見て、自分のデバイスで試してみることで、一気に身近になります。縁日という場所だからこそ、構えることなく「試してみよう」という気持ちが生まれるのかもしれません。
6月3日読了時間: 3分
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